田中愿蔵刑場跡(福島県東白川郡塙町)



建立年:(供養碑)慶応元年5月 (跡碑)昭和4(1929)年3月

建立者:(供養碑)ゆかりの者   (跡碑)金澤 春友氏

建立地:福島県東白川郡塙町塙桜木町388-1(道の駅はなわ天領の郷 内)




 水戸天狗党田中愿蔵は、水戸近郊の戦いに敗れ、八溝山に拠るも再起図れず、解散し、町内の真名畑にて捕縛され、この川原に於いて斬首される。
 元治元年(一八六四年)十月十六日遺体は安楽寺に埋葬される。翌年慶応元年、ゆかりの者により供養の碑が建てられた。昭和四年金澤春友氏により「田中愿蔵刑場の跡」の碑が建立される。
 現在この地に「道の駅」が建設されるにあたり、移設され再建されたものである。(二〇〇四年三月)

(案内板より)


①供養碑


②跡碑

碑裏面

 田中愿蔵絶命之辭
  霜に染む 樹々の梢の錦より
     いと珍らしき谷の松が枝
 元治元年十月十六日斬首年廿有一
 昭和四年三月廿▢▢

(最後の日付ですが、残念なことに撮影した写真に映っていなかったため“▢”としました)



久慈川河原を望む



撮影日:平成28(2016)年8月15日


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