水戸東照宮創建400年記念御祭禮行列

11/14(日)、水戸東照宮が1621年の創建から400年を記念した御祭禮行列が催行された。

東照宮の例大祭の際に大正の頃まで行われていたという行列、私も、これいつか見てみたいなぁと知った数年前から思っていた。当時の賑わいを再現できないかなぁ、と。
それが見られるチャンスとあらば、予定の合間を縫ってでも見に行こう。とほんの2日前に知り、無理矢理決めた。


江戸から大正の頃まで定期的に行われてきたこの祭礼行列。江戸の頃の歳時記にも記載のあるところを見ると、水戸城下町の庶民たちにとって大きな行事であったことがうかがえる。

前回が106年前、1915年の家康公没後300年を記念してのものだったという。

絵巻などにも残るこの祭礼行列、現代にどのようによみがえるのだろうか、少し期待をして見に行った。

当日、10時に水戸一高 薬医門前から出発。
始めは、人力車までの方々が附属幼稚園手前のあたりでUターンしがてら、紹介。

人力車は、梅まつりなどで見かける水戸の 絵になるプロジェクトの方や、浅草などから来てくださったらしい。17台も並ぶと、それこそ絵になる。

紹介が終わると、一度戻って準備が整い次第、約300人の行列が始まります、とアナウンス。
その間に私はせっかくここまで来たなら、とまだ見たことのなかった二の丸角櫓を見に行った。が、少し混んでいたので、中には入らず、景色を楽しんだ。
まさか附属幼稚園・小学校と三高の間を通れるようになっていたとは!
櫓を三高下の道から見たことはあったけど、まずそこにびっくりだった。
附属小の大銀杏がよく色づいていて、天辺には長いことカラスが1羽佇んでいた。
綺麗に整備されすっかり変わってしまった風景の中に見慣れた景色を見つけ、元の道に戻る。
すると行列はすでに始まりかけていた。

猿田彦に、獅子…お祭りだーとちょっと嬉しくなる。

騎馬隊、人力車に鉄砲隊、おそらく東武館の子達かなという剣道着の子供達などなど。

総勢300人近くの行列は華やかで、想像以上に見ごたえがあった。

私が見たのはこのあたりまで。
後の予定の都合もあり、少年剣士達のあたりまでしか見られず、頼房公が寄贈したという八角形のお神輿は、残念ながら見られなかった、、、

さらに、予定が終わり見に行こうと銀杏坂を上っていた14時半頃、なにも規制されていないことを不思議に思いつつ歩いていたが、そのときすでに行列は東照宮下に着いていて、さらには記念撮影も終わっていたという、、、
あのー時間ざっくり過ぎなんですがーーー!と思ったし東照宮にお参り中にもそんな声が聞かれたが、まあ始めだけでも見られてよかったと思う。見に行けてよかった。

残念がりながら久しぶりに東照宮にお参りし、御朱印もいただいた。
100年ぶりなのであって、100年に一度というわけではない…のですよね?
このご時世でなかなか難しいかもしれないけれど、できることなら毎年恒例行事になったら嬉しいなぁと思う。普段より街に人も出ていたし、それにとてもわくわくした。
私は黄門祭りよりもこういう練り歩く神社のお祭りが好きだから、かなり個人的な思いではあるけど。笑
またいつか見られることを願って。

あさあけ

いばらき幕末紀行

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